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Xi JOURNAL ORIGINAL NEWS

2011.01.12UPDATE

LTEサービス「Xi」導入で携帯電話の活躍の場が拡がる

ヒストリービューイメージ図          経営企画部担当課長・大井達郎氏

2010年12月24日からNTTドコモの高速通信が可能となる次世代通信LTEサービス「Xi」(クロッシィ)がスタート。大きな特長として「高速」「大容量」「低遅延」の3つが挙げられるが、なぜ、既に普及しているFOMAに継ぐ新しい通信方式が必要だったのか。LTEサービス導入の背景をNTTドコモの経営企画部担当課長・大井達郎氏に話しを聞いた。

大井: LTEの特徴を活かした今まで以上に高度で多様なサービスをお客様にご提供できると考えたためです。あとは、年々トラフィックが増加していることから、低コストで大容量のネットワークを構築する必要がありました。

YouTubeなどの動画サイトが普及し、スマートフォンの登場でそうした容量の重いサイトなども気軽に携帯で見られるような環境になったことで、携帯電話でのインターネット利用も増加しています。LTEは従来のシステムの3倍利用効率がよく、そうした増加するトラフィックへの対応策の一つとなります。

――端末の計画はどうなっているのか?

大井:まずはデータカード端末から提供します。今後の予定としては、来年度早々にXi対応のモバイルWi-Fiルーターを販売します。ハンドセット端末(音声通話対応端末)は2011年度冬春モデルの時に投入する予定です。

――携帯電話端末では、一体何ができるのか?

大井:将来的には、同時翻訳やAR(拡張現実)技術を使った「ヒストリービュー」と言われるLTEの特長を活かしたアプリケーションが使用できるようにしていきます。「ヒストリービュー」は、端末を景色にかざすと端末に設定している年代の同じ場所での景色が重なって見れるようなアプリケーションで、小学校の社会科の課外授業などでも利用できます。携帯電話の機能が向上するにつれ、携帯電話の活躍の場が拡大していますが、LTEを導入することで、さらに多様な環境で利用できるようにしていきたいですね。

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