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2011.02.21UPDATE

スマートフォンは皆、iPhoneの後追い? 「フィーチャーフォンもスマホ」説も出る

NTTドコモ・プロダクト部第三商品企画担当の後藤充宏氏

現在、携帯キャリア各社の発売しているスマートフォンを見てみると、やはりフルタッチパネル型の製品ばかりがよく目につく。さらに、その形状がどことなくiPhoneに似ているような……。やはり、日本のスマートフォン市場で圧倒的に高い人気を誇るiPhoneに影響されているのだろうか。

NTTドコモ・プロダクト部第三商品企画担当の後藤充宏氏がこの状況を説明する。

「たしかに、タッチパネルを搭載した機種に関しては、形状や技術がiPhoneに似ているので、『後追いなのではないか』という感覚を持たれる方が多いと思います。でも、たとえばこれまで主流だったテンキー操作に関しても、メーカー同士の差で大きく形状が異なるということはほとんどなかった。それと一緒で、ひとつの技術に対して最適化を重ねていくと、どうしても形が似通ってしまいます」

たとえば、「iPhoneに似ている」とドコモのタッチパネル式のスマートフォンが指摘されているもののひとつが、画面上での動き。従来のフィーチャーフォンでは、キー操作をすると画面が一度暗転してパッと切り替わっていたが、タッチパネル型のスマートフォンの場合は、いちいち画面は切り替わらず、すべての動作が連続するような動きを取っている。

動作について、ドコモのプロダクト部ユーザーインターフェース企画担当の松本望氏が語る。

「『人間が心地よさを感じる動作はなにか』という研究の結果で、人間は自分が行う操作や結果が予測でき、かつ、予測通りの結果が連続していくことに心地よさを感じるそうです。アイコンにタッチしてパッと画像が切り替わるのではなくて、自分の動作が連続して最後まで確認できることが無意識に心地よさを生み出しています。

そういう意味でiPhoneのユーザーインターフェースは『タッチパネルにおける動作の心地よさ』について、非常によく研究しているように思います。『ユーザーにとっての心地よさ』という点で目指すゴールが一緒なので、結果として似てしまうわけです」

また、スマートフォンにおけるアップルとドコモの差を上げるならば、これまであったフィーチャーフォンとは一線を画すiPhoneに対し、ドコモ側は、スマートフォンにフィーチャーフォンの長所を取り入れようとしている。

「日本のフィーチャーフォンも、広義ではスマートフォンに入るんですよ。インターネットもできるし、メールもできる。さらに対応アプリも誰でも作れることができますし。また、おサイフケータイやワンセグ、防水などの機能も充実しています。日本のフィーチャーフォンだって、これまで究極のところまで進化し続けているわけですから、その要素を全部捨ててしまうのはもったいない。残していける部分に関しては、スマートフォンにもちゃんと残していきたいと思います」(後藤氏)

まだスマートフォンが生まれてから日が浅い現在、同じ技術を使っていれば、性能が似通う点もあるはずだ。だが、今後、ドコモがスマートフォンの新機能とフィーチャーフォンの長所を融合させた商品を生み出せれば、iPhoneとの共通点は残しつつも独自の進化を遂げていくことができるかもしれない。

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