CESで発表された「LTE対応スマートフォン」〜韓国編〜

今年1月に全米最大の家電ショーであるCES2011国際家電ショー（以下、CES）が開催された。携帯端末や今話題のタブレット端末など、CESに合わせて様々なメーカーから新製品が発表されるため、この手の新製品・ガジェットが好きな人にとってはたまらないイベントだ。

現在、ドコモの「Xi」（クロッシィ）ではUSBタイプデータ端末がリリースされているが、実は筆者が待ち焦がれているのが「LTE対応スマートフォン」である。

筆者はiPhoneを使用しているが、端末自体に不満はないものの回線速度がもう少し早ければ、と思うことは少なくない。スマートフォンが「Xi」の速度で通信出来れば怖いものなしだ。LTEサービスが普及するカギとなるのがこの「LTE対応スマートフォン」であろう。

そこで今回は「CESで発表されたLTEスマートフォン端末」をまとめて紹介してみよう。実はアメリカでも2010年12月にVerizonでLTEサービスが始まっている。今回CESで発表されたLTE対応端末は、このVerizonのLTEサービス向けの端末として発表されたものだ。スマートフォンにおいて端末のグローバル化は進んでいるため、ここで紹介したものと同じ端末が日本で使えるようになるのも、そう遠い将来ではないだろう。

ちなみに日本ではLTEは3Gの進化系として「3.9G」と呼ばれることが多いが、アメリカではLTEは基本的に4Gとされている。

（samsung_4G_LTE）

• 「Samsung 4G LTE Smartphone」

• 国内販売されている「Galaxy S」よりは少し大きめだ。
• 　
• SPEC
• OS：Android 2.2（Froyo）
• ディスプレイ：4.3inch Super AMOLED Plus
• CPUチップ：Hummingbird 1GHz
• カメラの画素数：800万画素

（samsung_4G_tab）

• 「4G LTE-enabled Samsung Galaxy Tab」

• 正式名称が決まっていないようだが、要するに現行のタブレット端末「Galaxy Tab」をLTEに対応させ、スペックもアップさせたものだ。
• 　
• SPEC
• OS：Android 2.2（Froyo）
• ディスプレイ：7inch、1024×600
• CPUチップ：Hummingbird 1.2GHz
• カメラ：500万画素
• 重さ：380g

(LG_android_tab)

• 「LG Revolution」

• Xi用としてすでに国内でも発売済みのUSB端末を供給しているLG。
• そのLGがリリースする、LTE対応Androidタブレット。iPadに対抗できるか？
• 　
• SPEC
• OS：Android 2.2（Froyo）
• ディスプレイサイズ：4.3inch、800×480
• チップセット：Qualcomm MSM8655 1GHz
• カメラ：500万画素
• 重さ：109g

引き続き台湾勢のHTCからも端末がリリースされているので紹介したい。

（次の記事に続く）

阿部聡也（あべ・そうや）

株式会社プライムサイト代表取締役。1972年生まれ。早稲田大学卒業後、司法試験を目指すが挫折。某レンタル掲示板サイトに就職し、ECサイト開発を経てブログ事業の新規立ち上げ、動画共有サイトの統括・立ち上げを経験。現在はモバイルでのソーシャルアプリの企画・運営に携わる。ガジェット、サブカル、マンガ、旅行、カメラが好き。
http://www.facebook.com/souya.abe